ウォズ
【名前】
ウォズ 【紹介】
ツクヨミやゲイツ達と同じく2068年の未来からやってきた謎の予言者(当人的には仮面ライダーウォズの口上から「預言者=言葉を預かった者」のようだが)。 表紙に腕時計と無数の歯車が描かれた奇妙な本「逢魔降臨暦」を常に手にしており、屋内外どころか時代も問わず神出鬼没に常磐ソウゴの前に姿を現しては、予言めいた言葉をかけている。
ソウゴのジオウとしての戦いをサポートすることが目的のようで、魔王になる事を決意した彼を「我が魔王」と呼びジクウドライバーを献上した。ジオウ初変身時には、叙事詩を朗読する詩人のような口調で王の生誕を称えた。項目トップの台詞はその際に発したもの。 ただし、彼は既に「オーマジオウが君臨する未来へと至る歴史」を知っており、それを妨害し異なる未来を作り出そうとする存在の行動を阻止しようとしているだけであり、預言者というよりは歴史改変を阻止するタイムパトロール的な立ち位置を取っている(タイムマジーンによる時間移動を個人的な理由で悪用した際にはソウゴに対してさえ激怒している)。 魔王誕生を阻止するためにこの時代に来たツクヨミや、新たな王の擁立を目論んでアナザーライダーを生み出すタイムジャッカーとは違い、彼の目的は「ソウゴを正しく導く事」であり、「正しい歴史を守ろうとしているのは私だけ」と自称している。 おそらく未来の魔王を想定しているものと思われるが、ソウゴの「最高最善の魔王になる」という発言に驚いていた事からして、早くも彼の思惑とソウゴの願いとは、ズレが生じ始めている様子である(ただし、後に未来世界で現代のソウゴと邂逅したオーマジオウは「私こそ最高最善の魔王」と宣言している)。 とはいえ、その発言を聞いてなおソウゴにジクウドライバーを渡し、恭しくサポートするなど、その腹の内は読めない。
意外にもソウゴを直接オーマジオウと呼んだこともオーマジオウになると断言した事もなく、そもそもツクヨミやゲイツがソウゴをオーマジオウと呼ぶ中、初めて仮面ライダージオウという名前を出したのも彼である。
更に言えば、OPで毎度逢魔降臨暦を開きながら「普通の高校生常磐ソウゴ、彼には魔王にして時の王者たるオーマジオウとなる未来が待っていた」といっており、見方によっては「逢魔降臨暦に書かれている通りなら、ソウゴはオーマジオウにならない」と告げているようにも見え、未だウォズの目的は「正しい歴史を守り、ソウゴを王にする」以上の事は不明のままである。加えて、初期には、力を継承したことを「力を奪った」と称しており真相は謎である。 ジオウが新たなアーマータイムを発動し、平成ライダーの力を受け継ぐ「継承の儀」の際
にも「祝え!全ライダーの…(以下略)」「その名も仮面ライダージオウ ○○アーマー!また一つライダーの力を継承した瞬間である!」の台詞でそれを称える。 継承の儀を妨害しようとする者には「外道!」「お前ごときが我が魔王の継承の儀を妨害するなどおこがましいにも程がある!」と明確な怒りを露わにするなど、ソウゴと敵対している相手に対しては容赦しない。
また、癖なのか本人のポリシーなのか、タイムジャッカーの側について門矢士と共にジオウの戦いを遠くから見ていた際にも、ディケイドアーマーの誕生を見て何の躊躇もなく継承の儀を始めてしまい、傍らにいた士から「お前…誰に向かって言ってんだ?」と呆れられ、その後ディケイドアーマーがビルドフォームになったのを見てまたもや祝おうとしたところで士に「くどい」と本を没収された。
なお、最終回でソウゴがオーマジオウになった際は、待ちわびた予言の最後にたどり着いたはずなのにグランドジオウの時と違い、喜びより困惑のほうが大きい様子で、ソウゴに「祝え」と催促されてから祝っている。 EP22でジオウが新たな力に目覚めたときは、久々なのもあってか心なしかいつも以上に嬉しそうにその生誕を祝っていた(ソウゴからも「久しぶりだね」と言われて嬉しそうな笑みを浮かべていた)。 上記の妨害の際にはアナザーフォーゼのパンチを軽々と受け止め、手からの衝撃波で吹き飛ばした。個人としての戦闘力もかなりのものがあるようで、自在に空中に浮遊するといった超常能力も有していたり、巨大化した逢魔降臨暦に対象を挟んで閉じ込める能力も披露している。
なお、身につけているマフラーは数m単位で伸ばすことが可能。ゲイツを持ち上げられる牽引力を有し、対象を包めば瞬間移動することもできる(彼の神出鬼没ぶりはマフラーの能力なのかもしれない)。
材質は不明だが劇場版であやうく焚き付けにされそうになっており、少なくとも可燃性ではあるらしい。
ゲイツに一度も負けたことがないというだけあって、ゲイツリバイブクラスの力を持ち出されなければ生身でもそこまで問題なく戦えるようだ。 また、2009年のバス事故について調べる際には、周囲の人々を昏倒させている。 EP27にて劇中初のダメージを受けた際、血ではなく紙が周囲に飛び散った。
視聴者からは「逢魔降臨暦が本体」という説も囁かれていたが、真相は不明。
門矢士や海東大樹、仮面ライダーブレイドや仮面ライダー龍騎、仮面ライダーアギトなどを知っているあたり過去のライダーやその本来の変身者についてもある程度知っているようだが、サブライダーやその時代に起こった事象まではそこまで詳しくない様子。また、「正しい歴史を守ろうとしているのは私だけ」と言っていることから、ゲイツやツクヨミ同様アナザーライダーが誕生せず、各平成ライダーの歴史の後、普通にオーマジオウが生まれた時間軸から来た模様。(アナザーライダーの誕生という歴史改変が起きた時点で過去のライダーの歴史が消え、原典のライダーの存在がなくなり、銅像が建てられることもなくなると思われる為) なお、上述した通り彼自身はソウゴの事を「オーマジオウ」と呼んだ事は一切ない。オーマジオウとはEP41にて対面の様子が描かれたが、彼が何故「オーマジオウの君臨する未来」を望むのか、オーマジオウとはどういう関係にあるのか、そもそも本当に(2068年の)オーマジオウに仕えているのか、など彼に関わる明かされていない謎は多い。 ツクヨミ曰く、元々はレジスタンスにおいてゲイツやツクヨミが所属する部隊を率いていたが、オーマジオウ襲撃作戦を遂行した際、ウォズが偽の情報を流したことで部隊はオーマジオウに返り討ちにされ壊滅したという。
ゲイツと折り合いが悪いのはこれも原因の一つとしてあるのだが、そもそもスパイとしてレジスタンスに潜り込んでいたのか、情報収集の段階で寝返ったのか、それも未だ謎のままである。 【声優】
長島雄一 【作品】
交響詩篇エウレカセブン 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=QVNuyX1OjHE 【更新日付】
2020/08/30 11:58:14