堕落王フェムト
【名前】
堕落王フェムト 【紹介】
人類の領域を遥かに超えた魔術や能力を持つ存在、「13王」の一人にして「堕落王」を名乗る稀代の変人。
「千年生きてあらゆる魔導を練り上げた」「血界の眷属」などと噂されるが詳細は不明。 普通であることや退屈を嫌い、破壊や混乱を好む。作中ではHL(ヘルサレムズ・ロット)中のテレビをジャックして「ナノ秒間で斬撃を振るいHLの異界ビル群を粉々にし都市を崩壊させかける神性存在を捕らえ、生きたまま半分に切断して暴れさせる(※1)」、「朝食のベーコンエッグをあくびしながら作る片手間に合成した魔獣(※2)をHLに数体放す」といった大災害を引き起こしたことを大々発表したり、はたまた「時間制限でブラックホール化するコインを市場に流す(発動したら惑星終了)」などの世界崩壊レベルの危険な迷惑行為を”退屈しのぎの遊び”と称して常日頃から行っている愉快犯。
魔道に至るきっかけは趣味とのこと。 知的好奇心が強く、謎の人物キュリアスがHLに現れた際は彼の持つ「世界崩壊幇助器具」には目もくれず(世界を確実に崩壊させる方法など地味から派手なものまで81通り自分で開発済みのためもう飽きている)、「世界崩壊幇助器具」によって再構築された稀有な存在であるキュリアスを生体的に調べようとしたが拒絶されたため交戦。
この戦いでは千年単位の時間操作が可能なキュリアスの時間加速を間近で受けながらも(※3)優に対応していた。
更に前述の半神のナノ秒斬撃と互角に斬りあうザップの斬撃さえ指先で止めるなどの芸当を余裕で行い、挙句に髪に忍ばせていた謎の存在によりカウンターで吹きとばしていた。 ありとあらゆる時空、次元の神秘に通じておりどのようなことさえも出来てしまう神の御業を持つが故の完璧たる退屈を回りくどい暇つぶしによってひと時忘れようとしている。
また、凡百の”非凡”達を鼻歌交じりでコケにする次元違いの力と頭脳の持主である反面、「普通」の感性を全く理解できないが故に、破滅のシナリオを何の変哲もない凡人アクションに台無しにされてしまうこともある。(無論、本人も簡単に世界崩壊させる気などなくシナリオに解は用意されているが)
しかし実際のその力は確実に上位神性存在レベルであり、多元宇宙・マルチバースを軽く超越する領域にいる神性存在の力(※4)を利用した「現実を改変させる論理爆弾」でさえ、フェムト自身を実際にはどうにも出来なかった。
その論理爆弾を食らう場面では、本来自身に爆弾が効かない事は分かってはいたが、その時のフェムトは普通の状態ではなくわざわざ自分でそれが効くように通り道を作っていた。が、それでもフェムトに対して効果はなかった。 実力の底が見えず、本編や外伝で見せた力は全容の一片すら見せてない。
そんなフェムトでも、自身を「巣箱の中の蟻」と思わせる事を匂わせている。(実際にはレオがその件の発言を聞き、そう思っただけで本人から言及はされてない)
よく勘違いされてるがフェムトは神性存在ではない。
そういう領域にいる程の力の持ち主というだけ。 このような規格外の頭脳と強さを持つ一方で狂気とは裏腹な紳士的な面もあり、自身が敬意を表する人や事柄に関しては素直に賞賛し、またそれを尊重すると共に保護しようとする立場に立つ。(モルツォグァッツァの件など) 何よりも嫌う「普通」のレオとは何かと縁があるようだがフェムト本人はレオを忘れている。
作中でフェムトの用意したゲームの中心に巻き込まれたり、単行本での巻末あとがきでは共に進行役も務めることもある。
同じく13王の一人に数えられる偏執王アリギュラとは仲がいい。
ちなみにその存在はHL構築以前からクラウスたちに知られている。
小説の人物紹介ではそのあまりにも次元の違う力量を何一つ建設的な事に使おうとしないはた迷惑な在り様をニートの一言で片づけられている。 アニメ版の設定では、絶望王経由でレオが神々の義眼保有者である事を知っている(これは他の13王も同様)。 (※1 半神同士が合体した完全状態だとHLをそれを覆う霧の結界ごと一刀両断するどころか即世界終了にするほど。設定では理性があれば半神状態でもキレると惑星くらい普通に消すという。しかもガチャで爆死したというしょうもない理由で)
(※2 手当たり次第に人間を捕食して圧倒的な速度で成長進化、放っておけば数時間で世界人口が10分の1くらいになる)
(※3 人間は当然ながら、強靭な肉体・膨大な寿命・異常な生命力を持つ異界人すら即蒸発し、頑丈という設定の異界ビル郡も一瞬で風化するほどの時間進行)
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– 【更新日付】
2020/08/30 17:27:36