青沼瞬
【名前】
青沼瞬 【紹介】
神栖66町に伝わる伝説の怪物。物語の序盤ではそう伝えられているが実際は違っていた。
業魔とは「橋本・アッペルバウム症候群」の重篤期患者に対する俗称で、早季達はそれを夏季キャンプの時、ミノシロモドキから聞かされるのだが、詳細を知る前にミノシロモドキが離塵に焼き殺されてしまった為、謎のままだった。 2年後(3章)、自身の異変に気づいた瞬は、早季の母が勤めている図書館から資料を借りるなどして独自に調査した。
その結果、「橋本・アッペルバウム症候群」とは呪力の制御が効かなくなり、漏れた呪力が周囲のあらゆる物質(生物・無生物)を異形化させてしまうというものである事が解った。
通常でも呪力は無意識に漏れ、周囲に少しずつだが影響を与えている。例えるなら「ミノシロ」や「風船犬」はこの世界に住む呪力を使う人間の影響で進化していったものである。
しかし業魔とは人畜に危険性のある呪力の漏出「バッドスピル」を発生させ、周りのものを瞬く間に異形化させてしまう。
実際に瞬は両親や里にあるものを悉く異形化させてしまっている。人間・生物に関してその大半は死に、異形化して生きていたのは愛犬の「スバル」のみだった。
絶望的なことに治療法は存在せず、上層部に相談した際も毒を渡され、自決を強要された。瞬はこれを一時は受け入れるも、無意識に毒を変質させ無効化させてしまっており死ねずにいた。
早季と対峙した際は「ハチ玉」と呼ばれるものを用意し、呪力をそれに注いで分散させることで呪力の暴走を抑制していた。 4章では、倫理委員会議長「朝比奈富子」から彼女が20年前に実際に出会った業魔「久手川いずみ」について語られる。
久手川いずみは農場出身のごく普通の素直で優しい女の子だったが、自身の放つ呪力が人間の遺伝子すら汚染してしまう重度のバッドスピルと判明し、上層部に目をつけられる。
その後彼女は自ら「如何なる処分でも受ける」と言い、上層部は彼女に薬(実際は致死レベルの毒薬)を手渡した。彼女は瞬と違い、その毒で死亡している。 【声優】
藤堂真衣 【作品】
新世界より 【Youtube動画】
– 【更新日付】
2020/08/30 20:42:16