エルヴィンの父は、エルヴィンの育った地域の教員をしており、エルヴィンもその中の生徒のひとりであった。
ある日人類が壁内に逃げ込んだ歴史の授業をしていた時、エルヴィンは人類が逃げ込んだ際に外の世界の文献等が全く残されていない事を疑問に抱き質問したが、エルヴィンの父は教室ではまともに質問に答えず、自宅に帰ってからその質問に答えた。
「王政の配布する歴史書には矛盾が多過ぎる上に、仮に文献が残ってなくとも壁に入ってきた世代が次世代に歴史を語り継ぐことができた筈であり、完全に口を噤んで次世代に外の世界の情報を残さないなど本来は不可能である。だから壁の中に逃げ込んだ当時の人類は、王が統治しやすいように記憶を改竄されたのではないか」と。
その内容はエルヴィンの子供心からも突拍子のない話であったが、当時のエルヴィンは父親が教室ではなくあえて自宅で話した理由を察することができず、街の子供たちに父の仮説を話した。その時に憲兵団に声をかけられ詳細を尋ねられた後、父は遠く離れた街で事故死という形で憲兵団に殺されてしまった。
自分のせいで父親を死に追いやってしまったエルヴィンは、いつしか父の仮説を証明する為に生きるようになった。調査兵団に入ったのも父の仮説を証明する為であり、他の仲間たちが人類の為に心臓を捧げ戦っている中、エルヴィンは自分だけ自分の目的の為に調査兵団で戦い、「人類のため」と仲間や自分自身さえも騙してきたと皮肉に感じていた。
エレンが無知性巨人たちを一時的に操った事、更に巨人の正体は人間だと判明したことで、巨人=人を操れるのではないかという仮説が浮上しエルヴィンは真相に近づいたと笑みを浮かべる。
そしてエレンの父が残した地下室に世界の真相に繋がる手掛かりがあるのではないかと推測し、エルヴィンは片腕を失いながらもリヴァイの反対を押し切りウォール・マリア奪還作戦に同行した。
全ては父の仮説の正しさを確認する、それだけがエルヴィンの信念であった。
しかし戦いの中で散った兵士たちを思うと、エルヴィンは自分の夢よりも「団長」としての役割をまっとうせざるを得なかった…。
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進撃!巨人中学校
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