クレタ島の王であり、怪物ミノタウロスの(名目上の)父。
都を発展させ、宮殿を築き、エーゲ海を支配した。ミノア文明という名称はミノスに由来している。
伝説上の人物だが、実在していた可能性も考えられている。
大神ゼウスと美女エウロペの間に産まれた三人の息子の一人。
兄弟としてサルペドン、ラダマンティスがいる。
エウロペとクレタ島の領主アステリオスに育てられた三人は、アステリオスが死去すると、王位を巡って対立、ラダマンティスがミノスを支持したため、争いに破れたサルペドンがクレタ島を去った。
サルペドンは後にトロイア戦争にトロイヤの味方として参加してパトロクロスとの戦いで戦死する事になる。
王になったミノスはポセイドンに王の証として牡牛を贈ってくれるよう祈ると、ポセイドンは生贄にする事を条件に、それは見事で美しい牡牛を贈った。
しかしミノスはその牡牛を手放すのが惜しくなり、代わりに別の牡牛を生贄に捧げたが、ポセイドンは怒り、ミノスの妻パーシパエーがその牡牛に激しい恋心を抱くよう仕向けた。
パーシパエーは名匠ダイダロスに頼み込んで木製の雌牛のハリボテを作って貰い、牡牛と想いを遂げた。
やがてパーシパエーが産んだ子供は、体は人間だが頭が牛という怪物ミノタウロスだった。
ミノスはダイダロスに、今度は巨大な迷宮ラビュリントスを作るよう命令し、ミノタウロスを迷宮に閉じ込めた。
ミノスは毎年、迷宮に生贄となる人間を送り込み、ミノタウロスの食料とした。
そこへ英雄テセウスが現れ、自ら生贄に志願した。
ミノスの娘アリアドネがテセウスに一目惚れし、ダイダロスに迷宮の攻略法を聞き、短剣と糸玉を持たせた。
テセウスがミノタウロスを討伐すると、長い糸を手繰って無事に迷宮を脱出できた。
ミノスは攻略法を教えたダイダロスを罰するために、息子のイカロス共々高い塔へ幽閉した。
ダイダロスは蝋で固めた翼を作り、そこから脱出したが、イカロスは太陽に近づき過ぎたために蝋の翼が溶け、墜落死した。
ミノスはダイダロスを追跡しようとしたが、ダイダロスを庇った娘たちが、ミノスの入浴中に熱湯を浴びせたため、ミノスは死亡した。
死後、ミノスは弟のラダマンティス、敬虔なるアイアコスと共に冥界の審判者となり、ダンテの神曲でも登場している。
登場作品
邪神ちゃんドロップキック’(第2期)
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