藤原文太
【名前】
藤原文太 【紹介】
主人公藤原拓海の父親であり、英才教育を兼ねて拓海にハチロクでのドライビングテクニック(豆腐配達)を叩き込んだ人物である。
(ちなみに、初めて車を運転させたのは中学の時であり無免許のまま公道を走らせているので、れっきとした犯罪行為である) 拓海が与えられたハチロクの特性を理解して乗りこなすセンスを持っている事を把握してからは、本人に一切知らせずに度々ハチロクのチューニングをいじって乗りこなせるかどうかを見て楽しんでおり、自分好みの走りのスタイルになるように誘導していた。
拓海の得意技である「溝落とし」も既に自身で編み出して身に付けており、「限界以上の速度でコーナーを曲がる」手段どまりであった拓海と違い遠心力を利用して「コーナーで減速した後の立ち上がりで加速する」手段としての技術を確立しており、後に口伝している。 ちなみに拓海にドライビングを教えている理由について、「あいつが速くなっていくのが面白いだけ」「そのうちあいつが自分でやりたいことをみつけて、俺にはできなかったことを成し遂げてくれればいい」と語っている。ようは文太なりの教育である。 ハチロクの状態も熟知しており、タイヤの減り方を見ただけで拓海のドライビングの変化を把握していた。作中では拓海がハチロクを二度エンジンブローさせているが、そうなるであろう事も事前に察知していた(一度目は既にエンジンが限界を迎えている事を把握しており、二度目もいくらデチューンしていたとはいえ乗用車用より耐久性の基準が緩いレース用エンジンを酷使した場合長くは保たないであろう事をふまえた発言をしている)。 普段は実家である「藤原とうふ店」を営業しているが、元はラリースト。
かつては「自他共に認める秋名最速」「伝説の走り屋」と言われて、その腕前は現在でも衰えておらず、ドリフト中にハンドルから手を放して、煙草を取り出し火をつける(アクセルワークだけでドリフトの軌道制御をしてカーブを曲がる)という離れ業を難なくやってのける。
「秋名山の下りならシューマッハよりも速い」「ポルシェが相手でも勝てる」と豪語し、拓海すら「へたくそ」と言い切る神業の持ち主であり、事実、秋名の下りで拓海をぶっちぎってみせた。拓海を負かした数少ない人物(もう一人は須藤京一)であり、彼が秋名で戦って勝てなかった唯一の相手でもある。
乗っていた車の性能に差がありすぎるという面はあるが、それを差し引いても腕の差があることを拓海も認識し、GT-Rやランエボをも打ち破ってきた拓海にはショックな出来事となった。その後ショックから一時期スランプ状態に陥っていたものの負けた相手が文太だと知った後は納得したのか吹っ切れた(その直後にハチロクより大幅に性能で上回るインプレッサに乗ることを課され、再度スランプ状態に追い込まれたが)。 昔馴染みに拓海のバイト先であるガソリンスタンドの店長・立花祐一や現役時代からハチロクの整備やセッティングを任せていた自動車整備工がおり、どういう伝手かは不明だがグループAレース用に使用されていた高回転エンジンを入手するなど謎の人脈を持っている。親子二代で勝負を仕掛けてきた現役時代のライバルも登場している。 豆腐屋をやっているが豆腐嫌いで、拓海に継がせたいとは全く思っておらず自分の代で店を閉めるつもりでいる。妻に関しては、消息(死別or離婚)や人物像などは全く語られていない。 拓海からは「クソ親父」「バカでサイテーで下品で速いドライブ」など口汚く言われることもあるが、中学生に車の運転させたり、ハチロクをぶつけてゲンコツ食らわせたり、拓海に技術や配達について無理難題を押し付けるなど人遣いの荒さからは致し方ないところ。
ただし拓海のハチロクがエンジンブローした時レッカーで駆けつけ、助手席で静かに涙を流す拓海の頭を撫でてやって「お前のせいじゃない」と声をかけてやったり、拓海に「身体に気をつけろ」と言われてちょっと嬉しがったり、現役時代のライバルである小柏健に「俺も息子の自慢したくなった」と張り合うような父親らしさを見せるシーンも多い。また茂木なつきが家に押しかけてきたときはクリスマスパーティーに乗ってあげている。 【声優】
石塚運昇 【作品】
頭文字D Second Stage 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=VWbyegeQ34E 【更新日付】
2020/08/30 10:43:15