Anipedia(アニペディア) > キャラクター > 草摩慊人
array(1) { [0]=> array(9) { ["id"]=> string(5) "16443" ["name"]=> string(12) "草摩慊人" ["img"]=> string(13) "16443_img.jpg" ["desc_txt"]=> string(7081) "草摩家の現当主で、十二支に対する「神」の存在。草摩一族において絶対的な存在として君臨し、十二支にとって彼女は、血の呪いで結ばれた絆の主であるため精神的に逆らえないが、慊人本人は「巳」の物の怪憑きである綾女を苦手としている。 周囲からは一番のお気に入りは「酉」の物の怪憑きの紅野とされており、「猫」の物の怪憑きの夾を猫憑き本来の姿から「化け物」と罵る。 年齢は不明だが、「申」の物の怪憑きの利津より年下と思われる。 黒髪にショートカットの華奢な体型で、中性的な顔立ちの浮世離れした美人。透曰く「由希に負けないくらい綺麗」らしい。飾り立てる衣類や、肌を見せることを嫌厭しており、白地の和装で真紅の帯をあしらった、黒紅の羽織がトレードマーク。 一人称は「僕」で、普段から男の格好・振る舞いをしているが、実は実母・楝の命令で、生まれた時より男性として育てられた男装の麗人。この事については、草摩家のトップシークレットであるため、十二支の中でも紫呉・はとり・綾女・紅野と、一部の者しか知らない。 両親が子供である慊人より互いの存在を至高の愛とみなしていた為、自分自身の存在意義に苦悩し、他者に自分を一番に想うことを強く望む。 生まれた時から、父・晶が愛した神様として特別な、また古参勢力が楝に対抗する為の有効な手段としての慊人を必要としていた経緯から、彼女自身が「神」としての立場でしか愛されることはないのだと意識付けられ、それを成り立たせる為の存在として、十二支に対し病的に束縛、依存するようになる。 幼少期は母親からの圧力に対しても十二支の絆が強固だった為、感情の起伏こそ激しかったが、子供らしさの範囲に落ち着いていた。 しかし、「酉」憑きの呪いが解けたことをきっかけに、神と十二支の絆に不安感を覚え、十二支に対し自分の存在を刻みこむように傷つけるようになる。 この時、紅野は慊人に対し、永遠に側にいると誓うが、神と十二支の絆を盲信していた彼女にとって自らの存在理由を否定するこの出来事は、彼女の気質に多大な影響を及ぼすことになった。 神(自分)と十二支は呪いの力だけで結び付いていることを知っているため、呪いが解ければ神である自分の存在を根底から覆されることを非常に恐れており、その絆を否定し、女性の持つ醜悪で愚かな一面を凝縮したような楝に対し、慊人は母親のそういった面を嫌悪し、そのため過度に母に反発していた。 一方で、そんな慊人にとって実父・草摩晶は、唯一の支えであり、それは彼が逝去しても変わることはなく、むしろより深く彼女を父に縛り付けることになる。また、晶の死別の際、お局から渡された父親の魂が入っているとされる空の箱を、幼い頃からずっと大切に隠し持ち、中身のない箱であっても父親の存在を疑うことも出来ずに捨てられずにいた。 晶からの愛情の代替を猛烈に欲しているが故に、彼女にとっての父親代わりのような存在であった紅野を筆頭に十二支の男性(父)を求め、父親を奪っていった存在であり、自らの存在を否定する母親と同性である十二支の女性(母)を否定するように、慊人にとって十二支との関係は彼女が得られなかった擬似家族としての一面が強い。 父親と母親の絆の強さに、娘である自分が置いていかれたトラウマが非常に強く、十二支達が神様よりも大切な存在をつくることに対して非常に臆病である。 そんな慊人に対し、猫付きと十二支は物の怪としての畏敬の念や愛憎、人間の自我からくる感情との間に葛藤し、苛まれる。 また、子供の頃の彼女を知っているはとりや紅野にとっては、神様としてではなく孤独な女の子としての側面を意識しているため、彼女を突き放すことが出来なかった。 楝に、ある賭けを持ちかけられ、以前から神様と十二支の絆に対し疑惑を抱いていた彼女は、自分たちの絆を試したい感情から、半ば祈る気持ちでそれを受け入れる。それに相対するように絆を否定したい紫呉が、透の同居の許しを請いに来た際に紫呉宅への同居を許可する。 物語終盤に自らの力が及ばないことを悟った慊人は透と対峙する。 絆も約束もない世界との関わりを恐れる彼女の孤独と苦悩を理解し、置いていかれる寂しさに同じ辛さを抱えていた透が、神様や当主としてでもない女の子としての慊人の存在に気付き、対等な立場として寄り添ったことをきっかけに、彼女は自らを受け入れ、変化していく。 幼少期から紫呉に対しては唯一、振り向かせたい気持ちが強かった。そんな折、彼から椿の花を渡され、特別な感情を抱くが、紅野の呪いが解けたことがきっかけで紫呉との間に溝が生じる。 数年後、信頼を置いていたはとりが婚約の許しを申し出たことをきっかけに、彼女の精神状態は一層不安定になり、繫ぎとめたい一心で紅野に対し肉体関係を望み、彼もそれを受け入れた。その事実が、当時既に一線を越えた間柄であった紫呉と慊人の関係に決定的なヒビを入れ、紫呉が楝と関係を持つきっかけをもたらした結果、慊人は草摩から彼を追放することを決断する。 この時、女性としての感情すら未熟だった慊人にとっては、紫呉に対しても父性を求めていた部分があり、自分の彼への感情が、異性へ抱く愛情だという点に気付けずにいた。 透との一件以来、呪いが解け、神様としての慊人を望んだ父親の呪縛からも解放され、自己認識をはっきりさせた彼女は、紫呉から贈られた振袖を纏い、責任ある一人の人間として十二支への自責の念と共に、彼らの未来を草摩の当主として守り償っていくことを誓う。その後、紫呉の本心を知った慊人は彼が待つ縁側へ女性として、一人の男性を求める感情を告げ、長年の想いが実を結ぶ。 最終回では、セミロングに伸びた髪と共にワンピースを装った女の子らしい姿として登場し、やわらかい表情を見せた。" ["contents_id"]=> string(4) "1334" ["actor_id"]=> string(3) "441" ["youtube_url"]=> string(1) "-" ["date"]=> string(19) "2020/08/31 06:42:12" ["deleted_flg"]=> string(1) "0" } }

草摩慊人

この記事をシェア
Twitter
facebook
はてぶ
LINE
【名前】 草摩慊人 【紹介】 草摩家の現当主で、十二支に対する「神」の存在。草摩一族において絶対的な存在として君臨し、十二支にとって彼女は、血の呪いで結ばれた絆の主であるため精神的に逆らえないが、慊人本人は「巳」の物の怪憑きである綾女を苦手としている。 周囲からは一番のお気に入りは「酉」の物の怪憑きの紅野とされており、「猫」の物の怪憑きの夾を猫憑き本来の姿から「化け物」と罵る。 年齢は不明だが、「申」の物の怪憑きの利津より年下と思われる。 黒髪にショートカットの華奢な体型で、中性的な顔立ちの浮世離れした美人。透曰く「由希に負けないくらい綺麗」らしい。飾り立てる衣類や、肌を見せることを嫌厭しており、白地の和装で真紅の帯をあしらった、黒紅の羽織がトレードマーク。 一人称は「僕」で、普段から男の格好・振る舞いをしているが、実は実母・楝の命令で、生まれた時より男性として育てられた男装の麗人。この事については、草摩家のトップシークレットであるため、十二支の中でも紫呉・はとり・綾女・紅野と、一部の者しか知らない。 両親が子供である慊人より互いの存在を至高の愛とみなしていた為、自分自身の存在意義に苦悩し、他者に自分を一番に想うことを強く望む。 生まれた時から、父・晶が愛した神様として特別な、また古参勢力が楝に対抗する為の有効な手段としての慊人を必要としていた経緯から、彼女自身が「神」としての立場でしか愛されることはないのだと意識付けられ、それを成り立たせる為の存在として、十二支に対し病的に束縛、依存するようになる。 幼少期は母親からの圧力に対しても十二支の絆が強固だった為、感情の起伏こそ激しかったが、子供らしさの範囲に落ち着いていた。 しかし、「酉」憑きの呪いが解けたことをきっかけに、神と十二支の絆に不安感を覚え、十二支に対し自分の存在を刻みこむように傷つけるようになる。 この時、紅野は慊人に対し、永遠に側にいると誓うが、神と十二支の絆を盲信していた彼女にとって自らの存在理由を否定するこの出来事は、彼女の気質に多大な影響を及ぼすことになった。 神(自分)と十二支は呪いの力だけで結び付いていることを知っているため、呪いが解ければ神である自分の存在を根底から覆されることを非常に恐れており、その絆を否定し、女性の持つ醜悪で愚かな一面を凝縮したような楝に対し、慊人は母親のそういった面を嫌悪し、そのため過度に母に反発していた。 一方で、そんな慊人にとって実父・草摩晶は、唯一の支えであり、それは彼が逝去しても変わることはなく、むしろより深く彼女を父に縛り付けることになる。また、晶の死別の際、お局から渡された父親の魂が入っているとされる空の箱を、幼い頃からずっと大切に隠し持ち、中身のない箱であっても父親の存在を疑うことも出来ずに捨てられずにいた。 晶からの愛情の代替を猛烈に欲しているが故に、彼女にとっての父親代わりのような存在であった紅野を筆頭に十二支の男性(父)を求め、父親を奪っていった存在であり、自らの存在を否定する母親と同性である十二支の女性(母)を否定するように、慊人にとって十二支との関係は彼女が得られなかった擬似家族としての一面が強い。 父親と母親の絆の強さに、娘である自分が置いていかれたトラウマが非常に強く、十二支達が神様よりも大切な存在をつくることに対して非常に臆病である。 そんな慊人に対し、猫付きと十二支は物の怪としての畏敬の念や愛憎、人間の自我からくる感情との間に葛藤し、苛まれる。 また、子供の頃の彼女を知っているはとりや紅野にとっては、神様としてではなく孤独な女の子としての側面を意識しているため、彼女を突き放すことが出来なかった。 楝に、ある賭けを持ちかけられ、以前から神様と十二支の絆に対し疑惑を抱いていた彼女は、自分たちの絆を試したい感情から、半ば祈る気持ちでそれを受け入れる。それに相対するように絆を否定したい紫呉が、透の同居の許しを請いに来た際に紫呉宅への同居を許可する。 物語終盤に自らの力が及ばないことを悟った慊人は透と対峙する。 絆も約束もない世界との関わりを恐れる彼女の孤独と苦悩を理解し、置いていかれる寂しさに同じ辛さを抱えていた透が、神様や当主としてでもない女の子としての慊人の存在に気付き、対等な立場として寄り添ったことをきっかけに、彼女は自らを受け入れ、変化していく。 幼少期から紫呉に対しては唯一、振り向かせたい気持ちが強かった。そんな折、彼から椿の花を渡され、特別な感情を抱くが、紅野の呪いが解けたことがきっかけで紫呉との間に溝が生じる。 数年後、信頼を置いていたはとりが婚約の許しを申し出たことをきっかけに、彼女の精神状態は一層不安定になり、繫ぎとめたい一心で紅野に対し肉体関係を望み、彼もそれを受け入れた。その事実が、当時既に一線を越えた間柄であった紫呉と慊人の関係に決定的なヒビを入れ、紫呉が楝と関係を持つきっかけをもたらした結果、慊人は草摩から彼を追放することを決断する。 この時、女性としての感情すら未熟だった慊人にとっては、紫呉に対しても父性を求めていた部分があり、自分の彼への感情が、異性へ抱く愛情だという点に気付けずにいた。 透との一件以来、呪いが解け、神様としての慊人を望んだ父親の呪縛からも解放され、自己認識をはっきりさせた彼女は、紫呉から贈られた振袖を纏い、責任ある一人の人間として十二支への自責の念と共に、彼らの未来を草摩の当主として守り償っていくことを誓う。その後、紫呉の本心を知った慊人は彼が待つ縁側へ女性として、一人の男性を求める感情を告げ、長年の想いが実を結ぶ。 最終回では、セミロングに伸びた髪と共にワンピースを装った女の子らしい姿として登場し、やわらかい表情を見せた。 【声優】 若葉紫 【作品】 フルーツバスケット(2001年) 【Youtube動画】 【更新日付】 2020/08/31 06:42:12
ページのトップへ