東和馬
【名前】
東和馬 【紹介】
本作の主人公。「太陽の手」の持ち主。
6歳の頃、姉の稲穂に連れられて行った「サンピエール」と言うパン屋で、日本独自のパン・「ジャぱん」を創ることを目指すおじさんと出会い、自らもジャぱんを作り出すことを夢としパン職人を目指す。
序盤は前髪を押さえていなかったが、長髪で前髪を月乃から貰ったカチューシャで押さえている。 基本的に涙もろく優しい性格だが、天然でマイペースな面が高じて、悪意なく毒舌をこぼすこともある。また、人の名前を覚えるのも苦手で、時にはあまりにもいい加減な渾名で呼ぶ事もある為、「頭が悪い」と評されてしまう事も少なくない。更に、アナフィラキシーショックをアラビアオイルショック、エンドプロテアーゼを遠藤、風呂で風邪、ワイが起こすんは革命や!!をワイの奥さんは角栄!?などと、どう聞いたらそうなるレベルの聞き間違いが多い。
だが、ピエロが突然発した12桁の数字をほんの数分で26進数によるアルファベット変換をしたり、その直後に河内が出題した4桁同士の掛け算を即答したりと、数学、特に暗算に関しては本物の天才である。 パン職人としては、独学の経験で知識を得てきたので正規のパン用語等は全然知らない。また、パン職人を目指す事に拘りすぎた結果、パン以外の料理は不得手で、当初は焼きそばパンに載せる焼きそばでさえも作れなかった。一方、実家が米農家なので、そのコネや祖父の馬太郎から3万回ほど聞かされた事により、農業や寿司についてなど一部の分野に関しては冠以上の知識を持つ。
ただし、パン職人としての「才能面」に関してだけは、他の職人を遥かに凌駕する程の天才肌である。パンの製作に関しては、良く言えば独創性に満ちている調理法だが、悪く言えばあまりにも常軌を逸した部分があり、才能面は凡人である河内だけでなく、逆に才能のある冠茂や黒柳亮でも、一見すると意味不明にしか見えない東の作業工程に困惑してしまう展開さえあった。
作品が進むにつれ、東の作り出していくパンは、常人には理解するどころか、もはや模倣さえ出来ないものとなっていくようになり、自分と同道に天才肌な人物でなければ、満足に作業アシステントの出来なくなる事さえも少なからずあった。 『焼きたて25』編以降は、自らの無神経な考えや発言が悪化している兆候が見られる様になっている。
自分が一度「駄目」と見なした人間に対しては、時に諏訪原や黒柳以上に無慈悲に突き放そうとする薄情な面を見せるようになっている。特に最も付き合いが長いはずの河内の事は、本気で邪魔者扱いするようになり(前述の二人は河内に冷たい態度を見せても、東の様に本気で見捨てようとまではしていない)、「パンさえ作らせなければ、料理はうまい」と、彼のパン職人としての存在価値さえも全面的に否定する等、信じられない暴言まで笑いながら言った事さえある。
自分はパンの専門用語をろくに知らなければ、パン以外の料理も殆ど出来ないにも関わらずである…。
これらに関しては、アシスタントを務める事の多い冠でさえも、その冷たさに呆れる事があった。
凡人である河内が結果的に東の作業の邪魔をしてしまう事も、東が調理前に意味不明としか思えない作業工程の意図等について河内に一切説明しないのが原因なのだが、結局は適当な理由で河内を作業場から追い出そうとしかしていない。 ネタバレ御免!?
モナコカップ編で『歴史をかえるパン』により優勝を果たした東たちパンタジアチーム。
優勝の祝杯をあげる中、モニカ・アデナウアーよりサンピエールによるパンタジア本社買収が決定した事実が明らかになり、物語はそのまま新章『パンタジアVSサンピエール編』へ突入。
会社の持ち株返還を賭けて日本全国にご当地パンの創作勝負をすることになった。 東たちはかつて勝負を繰り広げた仲間たちとの再戦、あのCMキャラのり平との勝負など様々な戦いをくぐり抜け、ついに最終ラウンド、サンピエールオーナーの実子たちである霧崎兄妹との対戦に漕ぎ着ける。 3人の審査員、黒柳亮、モナコ公国のピエロ王子。そしてサンピエールの霧崎雄一本人。
だがしかし奇跡は起きた!判定は「1-1」による同点最期の所で霧崎がパンタジアに勝点を挙げた。 そんなサングラスを外した霧崎雄一の素顔に何かを思い出そうとする東。
そう、彼の正体は東の師匠でもある「ジャぱんのおじさん」だった・・・。 ・・・と、アニメ版は感動モノの締めくくりであった。 しかし原作漫画ではこの後の展開がおかしくなって行くことに…。
パンを作る料理漫画の路線が大きく脱却、ジャぱんのおじさんこと霧崎雄一を本来の善人に戻すために突入した「ヒューパン編」よりギャグ漫画へと変わってしまった。 そして最期は地球の温暖化による問題を解消するため作ったパンを河内恭介に食わせ彼のリアクションにより世界を浮上させてたことで世界各地の沈没問題はなくなり首相より平和賞受賞を貰ってめでたしめでたしと相成った。 連載当初こそ、東はキャラクターとしての人気は高かったのだが、前述の通り「焼きたて25編」以降は、悪意無く毒舌をこぼすのが目立ったり、冷淡な面や無神経な発現を見せる事も多くなった為か、人気はかなり下がる事になっている。 【声優】
小林由美子 【作品】
焼きたて!!ジャぱん 【Youtube動画】
– 【更新日付】
2020/08/31 09:51:20