Anipedia(アニペディア) > キャラクター > 孫悟空
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孫悟空

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【名前】 孫悟空 【紹介】 東勝神州(とうしょうしんしゅう)傲来国(ごうらいこく)の沖合に浮かぶ、花果山(かかざん)と言う活火山の頂上にあった岩が産み落とした石の卵から生まれた石猿。 俗説によればこの岩には、かつて釈迦如来の怪我した指先から滴り落ちた血が染み込んでおり、悟空はいわば大地を母胎として生まれたお釈迦様の子供とも解釈できる。 ちなみに、釈迦如来が怪我をした経緯であるが、蟠桃会の席で飲んだ酒に酔った挙句に、とある山で指を岩に引っ掛けて一滴の血を岩に付けてしまったというもの。これは、飲酒を禁じている仏教の教主にあるまじき失態であり、孫悟空が生まれつき粗野で暴れ者なのは、釈迦如来の無作法によって生まれたものだからとも解釈できる。 しかしこの時お釈迦様はその地を拭おうとしたがこれも何かの縁とわざと放置したという経緯らしい。 自らの失敗ですらも何かの功績を積むきっかけになりうる言う点ではまさしく孫悟空のあり方と共通しておりであり、それも含めて仏の手の内ということなのだろう。 粗暴だが、義理人情に富む好漢であり、非常に師匠思いでもある。また、修行の折に徳の高い仙人に弟子入りして学んだ為、医学などの知識にも明るい。 年齢は西天取経の時点で850歳に満たない(天界に招かれてから彼が過ごした時間は500年と数年に過ぎず、そこに後述の閻魔を脅した際の年齢342歳を足すと)。 現在も国を超えて人気があるキャラクターであるのみならず、香港や台湾では前述の「斉天大聖」の名で、道教の神のひとりとして篤い崇拝を集めてもいる。 ちなみに、モチーフとなったのは、インド神話に登場する、風の白猿神「ハヌマーン」であるものの、モデルとなった猿の種類は今のところ特定されていない。 なお、日本のメディアではしばしば「キンシコウ」という中国に分布する猿がモデルだという俗説が実しやかに伝えられているが、これは1980年当時の日本モンキーパーク園長であったサル研究者が、雑誌のキンシコウ特集で、キンシコウの毛並みを評価した際に「この金色に輝く美しい毛並みの猿は、まさしく『美猴王』と称された孫悟空のモデルにふさわしいサルなのかもしれない」と発言したことが過大解釈されて広まったもの。 実は、孫悟空の身体の部分でも金色なのは彼の体毛ではなく彼の瞳であり、これは園長の早とちりであった。もちろん、この点については後に読者や他の研究者から指摘を受けたらしく、1985年発表のキンシコウについての別の記事では「園長の勘違いだった」として訂正されている。しかし、園長が死去した現在も、誤った情報だけが独り歩きして引っ込みのつかない状況にある。 【声優】 野沢雅子 【作品】 劇場版 ドラゴンボール 魔神城のねむり姫 【Youtube動画】 https://www.youtube.com/watch?v=AlFrjasyzPk 【更新日付】 2020/08/31 01:45:08
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