須藤京一
【名前】
須藤京一 【紹介】
己の信条に反するものに対してはかなり辛辣で、藤原拓海のハチロクを「そのクルマはもうダメだ」、「バトルだと思っちゃいない。これは(ハチロクではダメということを教える)セミナーだ」と頭から否定したり、涼介に対しても「モータースポーツが公道の幼稚なテクニックに劣るはずがない」「4WDが2WDに負けることはありえない」と噛み付いたりしている。
登場直後に吐いた「ハイパワーターボ&4WD。この条件にあらずんばクルマにあらずだ」という名言は、京一のそうした面を端的に表している。 また拓海を挑発して赤城山に来るように仕向けたり、清次のチームステッカーを切り裂いてリアウィングに逆さに貼り付ける行為を容認するようなダークな一面も見せる。小柏カイは「いつも他人を見下しているえらそうなヤツ」と批判しており、同じ地元の走り屋の盟主や先輩として尊敬していなかった。
その一方で武内樹にイキりちらす清次を止めて謝るような節度は持っている。またプロジェクトDが東堂塾と対戦する時には「あそこはまずい」と心配し、自身の同期で現在プロレーサーにもなった舘智幸が出てきた時は涼介に電話までするような気遣いを見せた。 涼介は京一について、「ねちっこく相手の弱点をついてくる」、「合理性だけが京一の美学」、「テクニックが互角な相手なら確実に有利なチューニングのマシンを準備してバトルにのぞむ」と述べており、勝ちのためならえげつない戦略を取るスタイルには「オレはアイツがキライなんだ」、「何が何でも負けたくない相手」とコメントする程であった。
これには話を聞いていた弟啓介も「すげーやな奴・・・」と答えていた。 しかし、京一の「えげつなさ」はあくまで合理性を追求したものである。
作中でもあったような、相手をクラッシュさせるためにわざとぶつけたりオイルを路面に撒いたりという卑怯な事はして一切してない。
もっと言えば京一は東堂塾出身だが、ブレーキランプをわざと点灯させて相手の挙動を乱すフェイント技や軽いプッシングのような小癪な駆け引きすら一切使っていない。むしろ馬力が低い相手にスタートのタイミングを選ぶ権利を与えたり、地元のいろは坂に来た拓海と対等になるような勝利条件を設定するなどフェアな部分が多い。 京一をボロクソ言ってた涼介も、赤城での大一番では自分とはドラテクもマシンの性能もほぼ互角であったと述べるなど京一の実力自体は認めており、同じライン上に立つライバルに対しての裏表のない物言いであったのかもしれない。 【声優】
田中正彦 【作品】
劇場版 頭文字D Third Stage 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=M8llMiZZXU4 【更新日付】
2020/08/30 10:43:57