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お香のうち、香木は自然の樹木で、「白檀」のような木をそのまま乾燥させたものなどと、「沈」のような埋れ木がある。練香は、粉末状の香木、動物性の香料、香辛料などを蜜や糖などで練り合わせた香で、薫物(たきもの)とも呼ばれる。 日本には中国を経て仏教文化とともに6世紀ごろ紹介された。最初は寺院で、仏前を清浄化するために供香(仏に供える香)として用いられたが、8世紀ごろからは、上流社会で実用的方面にも使用するようになり、衣服や部屋などに香を焚きしめる風習(薫物)が流行した。
薫物は、さまざまな香を人工的に調製するので、各自の好みに応じてその処方には違いがあった。その相違は、やがて種々の香をたいてその香の名をかぎ当てたり、匂いの優劣を競ったりする遊びを生み出した( → 薫物合せ)。
これが、薫物を用いずに香木を用いるようになると、名香合せ(めいこうあわせ)とよばれるようになり、15世紀ごろに流行した。その後、香合せから、いくつかのお香を聞いて、その香りが何なのかをあてる組香(くみこう)が生まれ、これが現在の香道にも色濃く受け継がれている。 ちなみに香道においてお香の香りを見分けることを「聞く」という。
「鼻ではなく何故耳なのか」かと思ってしまうが、「聞く」という言葉には【物事を深く吟味する】という古い時代の意味が存在するため、そこに由来する。"
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お香
【名前】
お香 【紹介】
香料のうち、香木と練香のことを一般に『香』『お香』という。これらは加熱すると芳香を放つ物質で、さまざまな用途に用いられる。
お香のうち、香木は自然の樹木で、「白檀」のような木をそのまま乾燥させたものなどと、「沈」のような埋れ木がある。練香は、粉末状の香木、動物性の香料、香辛料などを蜜や糖などで練り合わせた香で、薫物(たきもの)とも呼ばれる。 日本には中国を経て仏教文化とともに6世紀ごろ紹介された。最初は寺院で、仏前を清浄化するために供香(仏に供える香)として用いられたが、8世紀ごろからは、上流社会で実用的方面にも使用するようになり、衣服や部屋などに香を焚きしめる風習(薫物)が流行した。
薫物は、さまざまな香を人工的に調製するので、各自の好みに応じてその処方には違いがあった。その相違は、やがて種々の香をたいてその香の名をかぎ当てたり、匂いの優劣を競ったりする遊びを生み出した( → 薫物合せ)。
これが、薫物を用いずに香木を用いるようになると、名香合せ(めいこうあわせ)とよばれるようになり、15世紀ごろに流行した。その後、香合せから、いくつかのお香を聞いて、その香りが何なのかをあてる組香(くみこう)が生まれ、これが現在の香道にも色濃く受け継がれている。 ちなみに香道においてお香の香りを見分けることを「聞く」という。
「鼻ではなく何故耳なのか」かと思ってしまうが、「聞く」という言葉には【物事を深く吟味する】という古い時代の意味が存在するため、そこに由来する。 【声優】
喜多村英梨 【作品】
鬼灯の冷徹(第2期) 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=j4B9hq7G8UA 【更新日付】
2020/08/31 07:25:38