世良真純
【名前】
世良真純 【紹介】
毛利蘭たちのクラスに転校してきた女子高生探偵。
日本人の父赤井務武、日本人とイギリス人のハーフである日系イギリス人の母メアリー・世良をもつイギリス人のクォーター。赤井秀一、羽田秀吉の妹で、それぞれを「秀兄(しゅうにい)」「吉兄(きちにい)」と呼んでいる。母が日本に住み始めてから生まれたため、イギリスで生まれた兄達とは違い、日本出身となる。愛用のバイクはYAMAHA XT400E Artesia。 3年前からイギリスに留学していたが、メアリーがロンドンで務武に会いに行った際に幼児化し、以降メアリーとともに帰国してホテルを転々とした生活を送っている。しかし、周りにはアメリカに留学し、現在はホテルを転々とする一人暮らしと公言するなど、メアリーの存在を隠している。
帰国後にバスの中で園子から痴漢と間違えられ、蘭との一悶着の末に江戸川コナンの証言に助けられたことで接点を持ち、その後に起きた事件を経て帝丹高校に編入する。当初は蘭や園子から「世良さん」と呼ばれていたが、園子の提案で「世良ちゃん」と呼ばれるようになった。修学旅行に行く頃にはクラスの女子からも「世良ちゃん」と呼ばれるようになっている。 女子高校生探偵としての推理力はかなり高いものの、経験や知識量の差ゆえか、犯人が仕掛けたミスリードに引っかかるなど、コナン(=工藤新一)には一歩劣る。秀一の影響でたしなんでいる截拳道の実力は、空手の達人である蘭と互角。 性格・外見とも明るくボーイッシュで、一人称は「ボク」。基本的にタメ口で男言葉を使うことが多く、女言葉や敬語を使うことは少ない。また、怒ると口調が荒っぽくなり、二人称が「てめえ」になることもある。
喧嘩っ早い性格でもあり、怪盗キッドの変装か否かを確かめるために中森銀三警部に頬をつねられたうえにキッドにスタンガンで気絶させられて成り代わられた腹癒せに蹴り返したほか、京極真と初対面した際にも激闘を繰り広げそうになったことがあり、本人はこの性格を「昔、全然笑わなかった人をなんとか笑わせてやるために培われたもの」だと称している。 その一方では、自身が掛けた電話を途中で切った蘭に対して後でかけ直した上で「どーして急に切ったりするんだよ!? ボクのこと嫌いなのか!?」と怒鳴りながら涙を見せるなどの傷付きやすい一面もある。また、服部平次たちがある事件の関係者たちに会いに行く際に、同行を申し出て断られていた時にはショックを受け、蘭になだめられても複雑な表情を見せていた。私服姿の時には帽子をかぶっている事も多く、「死んだ兄が同じような帽子をかぶっていたのをまねした」と語っている。笑ったときに見せる八重歯と目の隈が特徴である。 中性的な顔立ちと細身の体格から何度も男性に間違えられており、本人も男子トイレに平気で入るなど男性として見られることに対する抵抗感は少ない。しかし、貧乳であることを気にしており、平次や少年探偵団からそのことを指摘されるたびに「(胸は)母さんも巨乳だったから、これから大きくなる予定」と言い張っている。 人当たりがよく社交的だが、親しい間柄の人間を危険にさらす相手や犯罪者一般に対しては、一切の容赦をしないという非情な面も持ち合わせており、毛利探偵事務所に籠城した犯人を警視庁特殊部隊 (SAT) に射殺させようと誘導したり、コナンを誘拐して逃走した犯人の顔面をバイクの後輪で殴り飛ばしたり、他人に罪をなすり付けようとしたうえに自分勝手で罪悪感のかけらもなかった犯人には蘭共々激昂したりするなど、時には過激な行動も辞さない。
また、勘違いから殺人を犯した犯人を憐れむことなく「安室さんやコナン君が協力してくれたからこのぐらい楽勝さ!」と笑いながら言うなど、デリカシーに欠けた振舞いをすることもある。 秀一の死についての経緯は不明ながら知っており、彼に変装したバーボンやベルモットに遭遇した際には驚きを隠せず、ベルツリー急行での事件以降、その行方について情報を集めるようになる。当のベルモットたちにも障害として警戒されており、シェリー奪還作戦においても真純の排除を待って作戦が遂行されている。シェリーの顔を見た際には思い当たるような顔をしたが、その関係は不明。
なお、秀一の仲間であるジョディ・スターリングとアンドレ・キャメルは、真純の素性を知らない様子であるが、ジェイムズ・ブラックは知らないと言いながらも写真に写る真純を一目で女性と見抜いた。 コナンや工藤新一には関心を寄せており、特にコナンのホームズ好きについては「ず〜っと前から知っていた」と言うほどで、10年前に新一と出会った際に彼のことを「魔法使い」と呼ぶようになり、コナンのことも「魔法使い」と心の中で呼ぶなど、経緯は不明ながらコナンが新一であることを知っているような素振りを見せている。さらに、修学旅行で新一が姿を現したのを見て幼児化した体を元に戻す薬の存在に気付いて母親のメアリーに報告し、自身もコナンが新一であるという確証を得るために蘭に「新一が現れた時、必ずコナン君がそばにいなかったことはないか」と尋ねている。
また、灰原哀に対しては彼女が写っている動画を削除したり、その後も何度も会いたがっていたりするなど、初対面以前から高く関心を示しており、ベルツリー急行で対面を果たしてからも、蘭と園子が「大人びてる子」として灰原の名を挙げた際には初対面時を思い出して反応しており、後に「明々白々」と言った難解な熟語を使用する灰原を問い詰めるが、灰原の事情を知っている沖矢=秀一の理詰めの反論により制止される。 新一と蘭には10年前に会っており、蘭にも実質10年ぶりの再会となった時は強い関心を寄せて「君は思っていた以上に手強い」と評した。その後は蘭に関心を寄せる態度を殊更には見せなくなり、普段は園子と3人で行動するなど親友として接するようになるが、時折蘭に対しても意味深な発言をする描写はある。
平次にも初対面時には関心を寄せ、修学旅行で共同推理をした際に、平次がコナンの正体を知って協力していることも概ね認識した。
秀一の変装である沖矢昴に対しては、工藤邸を訪れた際の初対面時に警戒心を持って接していたが、その正体には気づいておらず、2度目に会った際には、1度も自身の性別を明かしていないのに、男性と間違われやすい自分を女性と見抜いた彼を問い詰めている。 【声優】
日高のり子 【作品】
劇場版 名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー) 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=HdS9cbjAhmY 【更新日付】
2020/08/31 09:16:59