アマゾネス
【名前】
アマゾネス 【紹介】
アマゾネスとは、ギリシア神話に伝えられる戦闘女族のこと。 神話上では軍神アレスとニュンペーのハルモニアーを祖とする部族で、当時のギリシア人にとっては北方の未開の地カウカソス、スキュティア、トラーキア北方などの黒海沿岸に住んでいた(勘違いしている人も多いが、南北アメリカではない)。黒海はかつてアマゾン海と呼ばれていたこともある。
アマゾーンは黒海沿岸の他、アナトリア(小アジア)や北アフリカに住んでいた、実在した母系部族をギリシア人が誇張した姿と考えられている。 後にスペインのコンキスタドールであるフランシスコ・デ・オレリャーナ(あの悪名高きフランシスコ・ピサロの異母弟ゴンサロ・ピサロの部下)が南米大陸を冒険した際に、勇猛果敢な女原住民の部隊にメチャクチャ被害を受けたことから「こここそギリシャの伝承にあったアマゾンに違いない」と確信し、そのジャングルを流れる大河をアマゾン川と命名したという伝承が残っている。 カリフォルニアの地名は、スペインの作家が書いた『エスプランディアンの武勲』(1510年)に出てくる「カリフィアという有徳の女王が統べる「島」(「インド洋」にあることになってた)の名前から。その本によればそこには勇猛かつ人徳にあふれた黒人のアマゾネスのような女だけが洞窟に住み(生殖は近所の同盟国から男性をいただいてくる)、金や宝石のみが取れるので、使役されるグリュプスはそういう貴金属で飾り立てられているという(バハ・カリフォルニア半島は、白人による半島としての発見が1541年だけどざっくり17世紀の間はまた「島」として信じられた)。 以下は神話上における描写である。 アマゾーンは狩猟民族として知られ、アマゾーンは弓の他に、槍や斧、スキタイ風の半月型の盾で武装した騎士として、ギリシア神話中多くの戦闘に参加している。ヘラクレスが女王ヒッポリュテの帯を得るために戦ったことは12の偉業の一つとして有名であり、ベレロフォーンやテセウス、後のヘレニズム時代にはディオニュソスもアマゾーン征伐の主人公となっている。 基本的に女性のみで構成された狩猟部族であり、子を産むときは他部族の男性の元に行き交わった(イケメンな漂流者が漂着したら襲っていたという伝承もある)。
男児が生まれた場合は殺すか、国外追放するか、障害を負わせて奴隷とするか、あるいは父親の元に引き渡し、女児のみを後継者として育てたという。 絵画では、古くはスキタイ人風のレオタードのような民族衣装を着た異国人として描かれていたが、後代にはドーリア人風の片袖の無いキトンを着た姿で描かれるようになった。(wikipediaより引用) また、弓を引くため右の乳房を切り落とした、との「伝説」がある。授乳には左の乳房を用いたらしい。
これが名前の由来になったとの説もあるが、俗説に近い。また、全てのアマゾネスが乳房を切り落としていた訳でもない。 ちなみに、なんと北海道にも食人女の島の伝承がある(『日本の民話〈10〉残酷の悲劇』より)。 【声優】
小林ゆう 【作品】
荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ(第2期) 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=1JzxgM_x_Ng 【更新日付】
2020/08/30 09:55:02