フェニックス一輝
【名前】
フェニックス一輝 【紹介】
鳳凰星座の青銅聖闘士で、クールな一匹狼。8月15日生まれ15歳。身長175cm、体重62kg。獅子座のAB型。
その守護星座の名の通り、何があっても理屈抜きで必ず蘇り、十万億度の彼方だろうが、冥府の奥底だろうと、どこに飛ばされても必ず戻ってくる、死なない人。 修行場所はデスクィーン島という火山の島。
当初は修行地や師匠も悪かった上に立て続けに様々ショックなことがあったせいで初登場時はグレており、アイマスクを装着して悪の暗黒聖闘士を引き連れ銀河戦争に乱入・射手座の黄金聖衣を強奪した。死闘の末に星矢に敗北し、己の心の弱さと過ちに気づいて更生。
以後は主役5人組のラストワンとして、ここぞという場面で暴れ回るワイルドカード担当となった。必要とされる時にしか登場しないので他の4人と比べると出番も多くはないが、この手の味方キャラに付き物なかませ犬扱いを受ける事も少なかった。 「群れるのが嫌い」と自称する一匹狼で、普段は別行動を取っていることが多い。
父母を同じくする弟の瞬のピンチには必ず駆けつけるブラコンであり、地獄のような修行地に行く羽目になったのも、元々修行地をくじ引きで瞬が引き当てていたのを自ら交代したためである。劇場版での「兄さん!やっぱり来てくれたんだね!」はもはやお約束のギャグシーンである(劇場版第4作目では敢えて冷たく突き放したが)。
但し原作では、瞬一人のピンチに一輝が駆け付けたことは実は一度もない。
ほかの全員が倒れた場合か、星矢のピンチ、というパターンだけである。 しかし原作第9巻のリュムナデスのカーサ戦で「そしてわが最愛の弟、瞬の清らかな心を汚した罪は一番重い!」というどこかの冥王お兄様といい勝負の凄まじい台詞を発しており、この時兄弟達の分と星矢と氷河の分は拳で殴ったが最後の瞬の分は必殺技で払っている。 とまぁ、そんな感じで一貫して弟(=星矢達)のピンチに必ず駆けつけてきた一輝だが、冥界での戦いに駆けつけた際には星矢達ではなくカノンの危機に参戦している。
言うまでもないことだがカノンもサガという兄を持つれっきとした「弟」であり、とうとう他所のお宅の弟の危機にまで駆けつけるようになってしまった。
なお、「Ω」でも新青銅一軍を助けているがこの中にも他所のお宅の弟がいたりする。 修業時代に出会った少女エスメラルダに淡い恋心を抱き、心を通わせ合うのだが、彼女の顔が実の弟にうり二つだというのだからどうしようもない。 まあ普通に考えれば、連日あんな極悪な極限状態の修行生活の中、優しくしてくれる女子がいれば大抵は恋に落ちるのが男ではあるが。 しかし修行期間の最中、彼が師匠ギルティの拳を食らいかけて避けたときに彼の眉間に傷がつき、反れたギルティの拳が流れ弾的に直撃したことで彼女は死亡している。
この傷はその後も何故か治らず、跡になって残っている。 わずか2歳にしてパンドラから瞬を守るべく、赤子の彼を抱えて町中を逃げ回ったこともある。
ハーデス編の中盤では世界の命運より弟の命を取ってしまったことさえあった。
ただエスメラルダとの死別は彼の心に癒えることのない傷となっており、初登場時に瞬をその手にかけようとした程にまでグレた原因である(アニメではより強調されている)。
一度そこを突かれてあわや絶体絶命の危機に陥ったこともあった。
OVA『冥王ハーデス12宮編』のOPでもさり気無くエスメラルダの墓参りをした後のカットが描かれている。 あまり素直ではないが瞬以外の人物にも(時に表面上ではキツい物言いもしつつも)さり気ない気遣いは要所ではしており、なんだかんだでアテナの聖闘士としてのお勤めを果たそうという気はちゃんとある。
幼少時には古武道を習っていた為にデスクイーン島の修行時代も「憎しみ」を無理矢理教えようとする師匠・ギルティにすら礼をして更にボコられていたりと根は案外人が良いところもあり、一時期グレた際もデスクイーン島を訪れたシャカに無理に偽悪的になっているだけなのを見破られている。 女神アテナに仕える聖闘士でありながら「神仏は信じぬタチ」と自称している(十二宮編でシャカと対峙した際、その余りの神様気取りな言動と態度に対する揶揄・皮肉・嫌味ではあるが……)。 【声優】
堀秀行 【作品】
聖闘士星矢 天界編 序奏 〜overture〜 【Youtube動画】
– 【更新日付】
2020/08/30 22:08:38