ナスターシャ教授
【名前】
ナスターシャ教授 【紹介】
米国連邦聖遺物研究機関「F.I.S.」に所属していた老技術者。同時に武装勢力「フィーネ」の、事実上のトップでもある。
フルネームはナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤ。科学者として沈着冷静に振る舞うが、一方で肉料理しか口にしない偏食家としての一面も持ち合わせる。
ただし暁切歌は、彼女の墓に醤油を供えて、「マムの好きな日本の味」とも言っていた(和食は西洋に比べて、肉料理の歴史が浅い)。 実験中の事故で下半身に麻痺を負っており、普段はF.I.S.謹製の万能椅子に乗って生活している。また何らかの病を患っており、度々吐血する姿が見られる。
かつてはマリア・カデンツァヴナ・イヴら「レセプターチルドレン」を観察する立場であったが、彼女らに対する愛情は深く、実の娘のように見守っている。
マリア達も同様に、彼女に対して全幅の信頼を寄せており、「マム」と呼んで慕っている。
一方で、世界を相手にした過酷な使命を達するために、敢えて彼女達に厳しく接することも多い。 F.I.S.では聖遺物研究を専門としていたが、米国の隠匿していた不都合な事実――すなわち「月の落下」を公表し、無辜の命を救う為に同機関を出奔。
同時に、「新生フィーネ」として覚醒したマリアという研究成果を示すことで、生化学の専門家であるウェル博士を組織に引き込み、武装勢力「フィーネ」を結成した(実際にはマリアの身体には、フィーネの魂は宿されておらず、ウェル博士に対する交渉材料としての詐称である)。
その後、マリアの出演する音楽ステージ「QUEENS of MUSIC」に乗じて、ライブステージを占拠。活動拠点としての国土割譲を要求すると同時に、計画実行に必要な完全聖遺物「ネフィリム」の起動と、月落下の事実の公表を目論んだ。
しかし、ネフィリムの起動には成功したものの、特異災害対策機動部二課のシンフォギア装者達の予想外の奮闘と、緒川慎次の妨害工作により、彼女らは中途半端な形での撤退を余儀なくされる。 その後も、本物の装者と「インチキ装者」の戦力差や、ウェル博士の強引な作戦展開などにより、武装勢力「フィーネ」は敗走を繰り返すことになった。
そして、無理な絶唱を強いられた月読調と暁切歌の姿を見たことで、ナスターシャは「自分の考えが間違っていた」と判断。これ以上マリア達を巻き込むわけにはいかないと、米国政府との講和により、月の落下に対処することを決意する。
しかし、米政府の裏切りにあった上に、この決断がウェル博士の逆鱗に触れてしまい、ナスターシャは彼に指揮権を剥奪されることになってしまった。 ウェル博士が計画の要である古代遺跡「フロンティア」の浮上に成功し、月を地球に引き寄せて以降は月落下阻止の方法を密かに模索。そして、シンフォギアのフォニックゲインを届ければ、カストディアンの装置たる月の機能を回復し、正常な公転軌道に戻すことができると仮定するに至り、その時唯一戦闘に参加していなかったマリアに通信を送り、全ての希望を彼女に託す。
しかし、この件がウェル博士に露見すると、彼女は遂に「粛清」の対象と見なされてしまい、管理ブロックごと月に射出・衝突させられてしまう。
だが、咄嗟に万能椅子の機能によりダメージを抑えた事で一命を取り留め、マリアの声に応える人々から集められたフォニックゲインを使い月の軌道を修正すると共に、マリアに対して今まで周囲から押しつけられていた「フィーネ」の象徴としての役割に縛られることは無いと最後の言葉を告げ、自らは集められたフォニックゲインを月へと照射。その機能の回復に成功し事件の収束に貢献するが、ナスターシャはその場で力尽き、生きて帰ってくることはなかった。 その亡骸は、国連調査団によって宇宙に漂うフロンティアの残骸から何かしらの異端技術と共に回収された。
その後、少しばかりトラブルが発生するも、世界を救った彼女を大切に思う二課の装者達の奮闘や最後まで生きるのを諦めなかった国連のスペースシャトルの操縦士達の健闘によって事なきを得ている。 【声優】
井上喜久子 【作品】
戦姫絶唱シンフォギアG(第2期) 【Youtube動画】
– 【更新日付】
2020/08/30 22:17:30