皆城総士
【名前】
皆城総士 【紹介】
CV:喜安浩平 真壁一騎の幼馴染で、左目には小学生の頃に一騎の付けた傷がある。視力については、原作では特定の角度が見えない設定(失明したという記述もある)で、小説版では「光を失った左目」と記されている。
一人称は「僕」だが、1期では5回「俺」になる。 竜宮島のデザイナーベビーの中でも、瀬戸内海ミールの因子を遺伝子レベルから組み込まれており、天才症候群の発現により、複数の事象を並列的に処理できる脳機能を持っている。
その名の通り、『皆の城(楽園=竜宮島)の守護者、戦士(ファフナー)を総べる存在』としてジークフリード・システムに搭乗し、ファフナーパイロットたちの指揮官を務める。戦闘中は「心の接続(クロッシング)」でパイロット全員と思考や感覚を共有し、平時にも彼らの味わった苦痛がフラッシュバックを起こす場合がある。 父はアルヴィス司令・皆城公蔵。
母・皆城鞘はアルベリヒド機関の研究員であり、ジークフリード・システムおよびフェストゥム探査システム「ソロモン」の開発者。受胎能力喪失を免れるも、因子の移植のため人工子宮で総士を授かる。その2年後、暴走した瀬戸内海ミールに同化され消滅。
妹・皆城乙姫は鞘の死亡時に胎内に宿っており、以降竜宮島のコアとされ、眠りに就いている。 竜宮島の成立に深く関わる皆城家に生まれたため、父に「お前は竜宮島と島のコアを守るために生きている」という教えを受け、他の子供たちより先に島外の世界の実情を知っていた。本心では島と同じように仲間たちのことも守りたがっているが、冷徹に振る舞わねばならない指揮官としての立場故に、一騎たちとの間に軋轢を生んでしまい、のちに一騎から不器用と評される。 小説版では常に取り巻きに囲まれているものの、クロッシングで一騎にその一端を明かすまで、深い諦念に似た思いを心の奥底に秘めていた。
瞑想訓練における心の海の風景は「海底から空まで貫く、出口のない大きなガラス張りの塔の中」。海の底にはいなくなった者たちの記憶を象徴するマリンスノーが降り、「自分が塔から出てしまえば、きっと塔は壊れて海に沈んでしまうだろう」と、ずっと1人でそこにいる。 己を殺して生きることを宿命付けられた結果、「自分の存在」を見出せず、組み込まれたミールの因子も相まって、幼い総士は個を持たないフェストゥムに近い存在になっていた。
そしてある日、親友の一騎に向けて「僕ははじめからどこにもいないんだ。だったら、お前とひとつになれる場所に帰りたい」という同化衝動を引き起こし、「ひとつになろう」と迫った。
その際、彼の咄嗟の反撃で左目を傷つけられ、以後2人は疎遠になる。一騎はこれを負い目に思い、総士に憎まれていると苦悩し続けていたが、実際はこの経験を基に人としての自己を確立した総士にとって、この時の痛みと傷はまさしく一騎からの「祝福」であった。そのため一騎に対しては深い感謝とともに、変わらず自分への罪の意識に縛られる彼の姿を「喜びつつ哀れむ」という気持ちも抱いている。 【声優】
喜安浩平 【作品】
蒼穹のファフナー(第1期) 【Youtube動画】
https://www.youtube.com/watch?v=-RMRIF1tf3U 【更新日付】
2020/08/30 22:40:29