織田信勝
【名前】
織田信勝 【紹介】
尾張の大名織田信秀の三男として生まれる。生年については不明な点が多い。
奇行の多かった同母兄織田信長とは対照的に、品行方正で家中の信望は高かったという。そのため、実母の土田御前にもかわいがられていた。
父の死後は、嫡男・信長を差し置いて、織田家の当主が代々名乗っていた弾上忠の位を名乗るようになり、兄との対立が表面化していった。
二人の性格の違いは、後に事件を起こした叔父・織田信次への対処で明確になる。 ある日信次が狩りをしていた際、その横を騎乗のまま通り過ぎようとした若武者がいた。家臣の一人がこれを無礼として威嚇の射撃を行ったが、誤って射殺してしまう。その若武者というのは実は信長、信勝の同母弟・織田秀孝であり、それに気づき驚愕した信次は出奔してしまう。
これに激怒した信勝は信次の城下を焼き払うが、信長は無防備だった秀孝に非があるとした。
この事件で一族の繋がりを重視した信勝の方に家中の期待が集まるようになる。 家督を継ぐ機会を窺っていた信勝は、信長の支援者だった斎藤道三が死んだのを契機に遂に林秀貞、林通具、柴田勝家らと謀反を起こす。しかし通具が戦死し、勝家も敗れてしまったため降伏。母の取りなしで許される。
しかし、その後も懲りずに再度謀反を計画。この時再び勝家を誘っているが、実は彼はこの時既に信長に通じており、信長に計画が露見してしまう。信長は、病と称して信勝が自身の見舞いにくるよう仕向け、河尻秀隆、もしくは池田恒興に殺害させた。
享年は21歳とされるが生年が不正確なため確かではない。
信勝の子は許され、津田信澄と改名して信長に仕えた。この信澄も後に悲劇的な最期を迎えるが、血筋は旗本として明治まで残った。 【声優】
加藤英美里 【作品】
織田信奈の野望 【Youtube動画】
– 【更新日付】
2020/08/30 12:18:32